世界最新のディズニーパーク『上海ディズニーランド』、2016年6月16日(木)の開園まであと約1ヶ月に迫ってきました。後述の通り5/7(土)から始まったテスト運営の様子が逐一報告され、各アトラクションにおいては予想を上回るハイクオリティでさらなる注目を集める、そしてその一方で"マナーの悪さ"の広く報道されて不安さも増すような結果になっています。
本稿では現在までの「上海ディズニーランド」関連ニュースと、YouTube等に公開されている動画などをまとめ、5/15(日)現在の上海ディズニーランド最新情報をお届けしたいと思います。
上海ディズニーランドの最寄り駅が先月一足先に開業しました。広くて綺麗な駅ですが、「ファンタジーの雰囲気がない」という意見もあるようです。なお、上海地下鉄全体の路線図はこちら、TDRnavi様のサイトに詳しくまとめられています。
・4/30(土)~5/2(月) パークの一部を試験営業(一般開放)
上記3日間の三連休(中国では5月1日が「労働節」という祝日で、今年は2日(月)が振替休日)にて、試験的に一部エリアの一般開放が行われました。開放されたのは隣接するショッピング・エリア「ディズニータウン」とパーク内の一部エリアで、アトラクション等は営業しなかったみたい。
しかし、この試験営業にて「現地のマナーが最悪だった」と報道。日本でもネット上のみならず『とくダネ!』等の情報番組でも報道され「やっぱり上海ディズニーランドは、中国は噂通りこんなにもマナーが悪い(人が多くいる所だ)」という認識が再強化されることになり、悪いイメージがかなり広がる形に。
・5/7(土)~ 「内覧会(関係者)」開始
7日(土)より関係者(ディズニー社の社員やその家族など)を対象とした内覧会を随時実施。14(土)までに「ロアリング・ラピッド」等一部を除いてアトラクションも運営を実施し、その動画がYouTube等に公開されています。
・5/7(土)~ ショッピング・エリア「ディズニータウン」オープン
上記の内覧会と同日に「ディズニータウン」がパーク開業より先行して"正式"オープン(一般の方も利用できる)。グッズショップ等は行列ができるなど盛り上がっているようです。出展店舗一覧はこちら(TDRnavi様)、中国系の飲食店が多いみたい。
上記の内覧会と同日に「ディズニータウン」がパーク開業より先行して"正式"オープン(一般の方も利用できる)。グッズショップ等は行列ができるなど盛り上がっているようです。出展店舗一覧はこちら(TDRnavi様)、中国系の飲食店が多いみたい。
・5/10(火) 「公式アプリ」リリース開始
上海ディズニーランドの公式アプリがリリース。構成(※)はパークマップと開園時間情報程度とシンプルですが、アトラクション・ショップの位置はもちろんのことトイレやファストパス発券所などの位置、そして"今現在のアトラクションの待ち時間(リアルタイム)"も確認できるので非常に便利です。
早速ダウンロードしてパークマップ等の予習をしたいところですが、このアプリは配信制限がされていて日本国内だとそのままではダウンロード&インストールできません。手順はこちら(TDRnavi様)を参照してください。
※公式サイトの構成と同様、アプリも世界のディズニーパーク共通(直営ではない日本を除く)の内容になっています。
・5月下旬(予定)~ 「試験営業(一般)」開始
詳細は不明ですが(現在関係者のみでやっている)上記の内覧会を、一般客相手にも5月下旬を目処に実施するようです。
○Newミッキーマウス&ミニーマウス
以前より噂にはなっていましたが、上海ディズニーランドでは「ミッキー」と「ミニー」の顔デザインが新しいものに変更されており、これが「違和感がある」と議論を巻き起こしています。
なお、これは上海ディズニーランドだけの問題ではなく、日本を含む世界のディズニーパークも今後このデザインに変更される可能性もあると、世界のディズニーファンは恐れているとのこと。
○「アトラクション動画」一覧
現在YouTubeに公開されている、上海ディズニーランドのアトラクション動画一覧です。当然ネタバレになってしまいますので、閲覧には注意を。でも動画を見るのと実際に体験するのとでは全然違うので、見ちゃうと現地で感動が薄れるとかはないと思います。・「カリブの海賊 バトル・フォー・サンケントレジャー」
おそらく投稿されている動画の中では一番反響のあるもの。実際のオブジェクトと鮮明なスクリーン映像が違和感なく融合し、さらにライド(ボート)の動き回転・横移動・逆送と一捻りある、その他の特殊効果も大迫力です。動画見ただけでも興奮できるものなので、実際に乗ったらもっと興奮するでしょうね。
・「ソアリン・オーバー・ザ・ホライズン」
カリフォルニア・フロリダ、そして今後日本(ディズニーシー)にも導入予定の人気体感シアターアトラクションが、上海では一足先に(※)最新バージョン「世界旅行Ver」になっています。
※カルフォルニア・フロリダも上海のと同じ内容にリニューアルしますが、こちらはオープンが6/17(金)なので上海が1日早く(時差の関係で実際は2日ほど早い)、世界最速でオープンする形に。
・「トロン・ライトサイクル・パワーラン」
映画『トロン:レガシー』をテーマにしたバイク型のローラーコースター。ロケットスタートから始まり屋外へ飛び出し、様々な演出効果のある屋内パートへ。動画からも圧倒的なスピード感、そして映像技術を駆使した幻想的かつ大迫力のな空間演出が分かります。
後は日本にはない"バイク型コースター"はどのような乗り心地なのか、そして夜に実施するという「(屋外走行の部分は)ライドの走行に合わせて屋根が光り輝く演出」がどのようなになるのか気になりますね。
・「クリスタル・グロットへの旅」
各ディズニー映画のオブジェクトを見ながら進むボートライド。同様のアトラクションにアメリカカリフォルニア及びパリの「おとぎの国のカナルボート」がありますが、こちらはミニチュアで作られたセットなのに対し上海のは実物大のセットになっています。ボートはお城の地下も進みますが、ここではかなり幻想的な演出があるようです。
・「ピーターパン空の旅」
世界各国のディズニーパークにあるアトラクションですが、上海においてはライドシステムや人形や装飾が一新された世界でも最新版に。より臨場感溢れる演出になっていますね。
・「バスライトイヤー・プラネット・レスキュー」
こちらも世界最新版の「バズライトイヤー」シューティングアトラクション。動画を見るとライドの操縦やブラスター(銃)など基本的な構造は日本版等従来のものと同じものの、造形や的、撃った感覚は全然違うみたい。映像等で演出も強化されている。
・「プーさんの冒険」
日本の「プーさんのハニハント」のようなレールなしの自由走行ではなく、各国のパークにあるライドアトラクション「プーさんの冒険」と基本的には同一。でもこちらもやはり装飾等が格段に美しくなっています。
○ショー
・「ミッキーのストーリーブック・エクスプレス」
上海ディズニーランドのデイパレード。
・「イグナイト・ザ・ドリーム」
お城にてプロジェクションマッピングと花火、レーザーが織りなすナイトショー。世界のディズニーランドにて同様のショーが実施されていますが、上海は世界最大規模になるとのことです。
その他のショーとしてはディズニープリンセスが登場するキャッスルショー「ゴールデン・フェアリーテイル・ファンフェア」、スタント+映像効果のショー「ジャック・スパロウ船長のスタント・スペキュタクラー」、中国雑伎を取り入れたロックコンサート「ターザン・コール・オブ・ザ・ジャングル」、アメリカや香港でも実施された大ヒット映画『Frozen(アナと雪の女王)』のミュージカルショー「フローズン・シング・アロング・セレブレーション」など注目ショーがたくさんです。
○まとめ
・どのアトラクションも半端無くクオリティが高い。日本はもちろんのこと海外でもこのレベルのアトラクションはなかなか存在せず、上海が世界のディズニーパークでも群を抜く存在と成り得る。・開業と同時に設置されるアトラクションの数は少ない(ライド系は16機種で、グリーティング施設や散策アトラクションを入れても23種)が、上記のよう一つ一つが凄いので総合的な満足度は高そう。・ショーも凄い。特にナイトショー「イグナイト・ザ・ドリーム」は上記の動画からも迫力が伝わってくる。
よってオープンの前情報だけでかなり期待できる内容と言えます。これは「絶対に行きたい」ところですが、立地条件的に不安な面も。
・混雑・トラブルが心配
パークチケットは完全前売制なので殺人的な混雑とまではいかなそうですが、ディズニータウンはオープン以来連日凄い人の数なようですし、これだけ注目されているのであれば当然混雑は避けられないと思います。
また、混雑以上にオープン仕立てはアトラクションの故障などトラブルも多そうな気がします(ある程度は仕方ないところもありますが)。
パークチケットは完全前売制なので殺人的な混雑とまではいかなそうですが、ディズニータウンはオープン以来連日凄い人の数なようですし、これだけ注目されているのであれば当然混雑は避けられないと思います。
また、混雑以上にオープン仕立てはアトラクションの故障などトラブルも多そうな気がします(ある程度は仕方ないところもありますが)。
・マナーや現地の治安が心配
→対策:身の回りの安全は自分で守る、ある程度は割り切る。
マナーについては、個人的にはそんなに不安に思っていないです。上記のよう「試験営業でのマナーが悪かった」と大々的に報道されましたが、これは無料開放の時での話(※)で、正式営業であれば来るゲストも限定されるのでそんなに酷くはならないんじゃないかと、楽観的に考えています。もちろん現地の方と日本人とは行動・考え方の相違があるので、ある程度は割り切る必要もありますけどね。
治安については、上海全体の治安は良好かつディズニーランド周辺はさらにセキュリティが強化されているので問題はなさそうです。ただし外国ということもあり日本と同じ防犯意識ではいけませんが。
マナーについては、個人的にはそんなに不安に思っていないです。上記のよう「試験営業でのマナーが悪かった」と大々的に報道されましたが、これは無料開放の時での話(※)で、正式営業であれば来るゲストも限定されるのでそんなに酷くはならないんじゃないかと、楽観的に考えています。もちろん現地の方と日本人とは行動・考え方の相違があるので、ある程度は割り切る必要もありますけどね。
治安については、上海全体の治安は良好かつディズニーランド周辺はさらにセキュリティが強化されているので問題はなさそうです。ただし外国ということもあり日本と同じ防犯意識ではいけませんが。
※5/7(土)~行われている「内覧会」では(運営の関係者ということもありますが)特にマナーの問題はないようで、マナーが悪い様子が見られたのは前述のよう4/30~5/1の「無料開放しての試験営業」の時ですが、報道では前者の「内覧会」を「試験営業」と言ったりしているので「今やっている試験営業(実際は内覧会)のマナーが悪い」と曲がって伝わっている気もします。
・現地の衛生状況が心配
→対策:日本から対策グッズを持つ、衛生状況を良く判断する。
マナー以上に自分が心配しているのはこれ。「中国の衛生状態は、日本に比べれば悪い」というのは事実で、大気汚染も深刻なので、健康面の不安は大きそう。でもこれはマスク(※1)・のど飴・常備薬を持参する、現地では生水や不潔そうな所で食事は避ける(※2)などすれば防げそうです。
マナー以上に自分が心配しているのはこれ。「中国の衛生状態は、日本に比べれば悪い」というのは事実で、大気汚染も深刻なので、健康面の不安は大きそう。でもこれはマスク(※1)・のど飴・常備薬を持参する、現地では生水や不潔そうな所で食事は避ける(※2)などすれば防げそうです。
※1 上海ディズニーリゾート内ではセキュリティ上マスクの着用は禁止されている。※2 中国の水道水は日本と違い「硬水」。衛生とかの問題ではなく、水の種類(日本は「軟水」)が違う。なお、硬水に飲み慣れていない人(日本人等)がいきなり硬水を飲んだ場合、ほぼ間違いなく下痢を起こすので、十分注意を。飲み水は「ミネラルウォーター」の購入を。
○「上海ディズニーランド」旅行の計画について
上記の対策・心構えをする必要はありますが、逆に言えばそれさえきちんとできれば、ディズニー史上初&最大規模のクオリティが揃った、世界最新のディズニーランドが待っています。今からでも十分、旅行の手配は間に合います。
旅の予算は航空券:3~4万円、ホテル:1~2万円(1泊)、パークチケット代9千円で、大体5~6万円が必要経費と考えれば良いかも。
パークチケットも5/15(日)現在、公式サイトではオープン初日6/16(木)と18(土)のチケットは完売していますが、その他の日はまだ販売しています。直営ホテルも週末は埋まっている日が多いですが、平日だったら若干空きがあり、また直営ホテルでなくても市街地のホテルに泊まる手も。
○余談:mr_themeparkも上海ディズニーランドへ?
まだ確定はしていなく調整中なのですが、私自身も上海ディズニーランドへの旅行を計画してます。6月下旬~7月あたりを考えています。