遊園地のイルミネーション、それは屋外だけではありません。ここ八景島シーパラダイスでは屋内である水族館内部にもイルミネーション・映像技術を駆使した幻想的な空間を演出しています。
今年は「楽園のアクアリウム」と題し、水槽に光の演出を加えたイルミネーション空間を創作。製作は2012年に東京駅丸ノ内口のプロジェクションマッピングも手掛けた映像製作会社「NAKED(ネイキッド)」が行っています。
水族館「アクアミュージアム」1階、ホッキョクグマやアザラシ、ペンギンのいる水槽の上に設置。天井から垂れ下がる幕(※特殊な新素材ファイバーであるらしい)にオーロラや樹氷の映像が映ります。
水槽にプロジェクターで映像を映し、映像と本物の魚たちによる海中ショーを演出。吹き抜け部分の上にもイルミ装置が設置されていて、両方で時間ごとに変わる幻想的な空間を作り出している。
これらの空間演出、技術的には凄いのかもしれませんが派手さがまるでなく正直パッとしない印象を受けたので、メインのイルミネーションではなくおまけ程度の演出にしか見えなかったのが残念です。映像のパターン周期は長いのでじっくりと見ると面白いのかもしれませんが。
上記の「スノーアクアフォレスト」が実施されている巨大水槽で行われる、水槽に映し出される映像と水槽内の5万匹のイワシの群れが織りなすショータイム。テーマを変えつつ毎年定期的に実施されていて、昨年度自分が見て大絶賛したのが記憶に新しい、とにかく動物(イワシ)の動き(※)がエンターテインメントの立派な演出物になるのかと感心させられる素晴らしいショーです。
※イワシの動きは以前はダイバーがエサを巻いて誘導していたようですが、現在は水中に設置された機械から自動的にエサが出る装置も合わせてイワシの群れを操作しているらしい。今回のテーマは「氷河に覆われた台地が解け、楽園に変わる」様子を表したとのことで、イワシの群れが一斉に右から左へ移動、渦を巻くように動く様は圧巻されます。
水族館屋上で行われるショー、夜間は特別バージョンでの披露。昨年は通常のショーをミュージカル仕立てにした感じでしたが、今年はショーの間にナレーション(※)が入り、その後は昼間と同様なパフォーマンスをするという感じでした(ただし、昼間と違ってトレーナとお客さんの掛け合いはありません)。
※テーマは「海の生きものたちが"LOVE"を届ける」、「そばにいる"大切な人"温かさを気づかせてくれる」ということで、昨年に続きまたしても話の内容は壮大です。
イルカの水槽「ドルフィンファンタジー」館では今年も内部にて飲料を販売しているラウンジバーを実施しています。テーブルの置物がチューブ状の水槽に反射する様が素敵です。またこの日偶然にもイルカの赤ちゃんも撮影できました。
その他アトラクションでも夜間は特別イベント等をやってます。詳しくは「【2015年冬】八景島シーパラダイスのアトラクション」を。