2015年度イルミネーション、続いて紹介するのは西武園ゆうえんちで毎年開催されている「イルミージュ」。今年は10/24(土)より来年4/10(日)まで開催され、期間中3期に分けて少々内容が変わるようです。
イルミネーション装飾内容は基本的に例年と同じなんですが、今年はなんと歌手の「小林幸子」さんとコラボ。演歌歌手によるコラボ・プロデュースで「和」のイルミネーション演出というありそうでなかったようなイルミイベントです。
小林幸子さんと同園のイルミネーションイベントのコラボは今年3月にも実施されましたが、今年は最初から小林幸子コラボを前面に押し出した内容になっています。イルミネーション、夜間営業は来年1/11(月)と来年の春休み期間は毎日開催され、それ以外は土日祝の開催(詳しくは営業概要を参照)。夜間チケットは16時から発売されますがイルミネーションの点灯は日没後。料金は入園+アトラクションフリーパスで大人1,500円(平日は1,300円程)と平均的。夜間稼働するアトラクションは7機種程と少なく目ぼしい機種もないのですが入園券のみとフリーパスの差が400円とアトラクション1つ乗れば元が取れるので、どうせならフリーパスを買った方が良いかと思います。
イルミネーション点灯
前述のよう園内のイルミネーション点灯は日没後、今の時期は17時15分に点灯。点灯時のはアナウンスも「小林幸子」によるもので、メインエリアである「イルミステージ」の階段にLEDで「幸子」、「点灯」と表示され一斉にイルミネーションが点灯。しばらくは音楽に合わせてイルミが明滅します。この時流れる曲は、小林幸子の音声を元にして作成したボーカロイド「Sachiko」を使用して作ったオリジナルソングで、曲名はずばり『幸子点灯』。
イルミステージの階段上から見た様子。周りの草木一面にイルミが敷き詰められ、光の色は様々なパターンに変化します。
反対方面。水路に反射して映るイルミが綺麗です。
メリーゴーランドの上に巨大な小林幸子(しかも派手な衣装)、こんなにインパクトのあるメリーゴーランドは他にないと思います。屋根を照らす光のグラデーションとそれと同じく照らされる巨大小林幸子がなんとも言えない雰囲気を作る。
イルミネーションショー「光のシンフォニア」
イルミステージでは、20分置きに音楽に合わせてイルミが明滅する「イルミネーションショー」が開催されます。これ自体はどこのパーク(のイルミイベント)でもやってることですが、一味違うのが今年の西武園ゆうえんち。ショーで使われる音楽はもちろん小林幸子の曲。2014年に発表された「星に抱かれて」という曲で、歌謡曲らしいアップテンポな部分もありますがky九のジャンルとしては立派な"演歌"です。
10/24(土)のイベント初日ではオープニングイベントに小林幸子さんご本人が来場し、生歌を披露しました。全身金色の豪華衣装で、歌唱中はクレーンで高さ5mまで上昇するという派手な演出も。その様子はYouTubeで見れます。
普通このタイプのイルミネーションショーで使われる曲は洋楽やJ-POPでもヒップホップ系を使うのが多いなか、コラボ元のジャンルとはいえ「演歌を使用したイルミネーションショー」というのは前代未聞と思います。 しかし、不思議とこの曲(演歌)とイルミネーションの明滅がマッチし、新たなる幻想的な雰囲気を醸し出しているような気もします。 良くも悪くも「小林幸子コラボ」という非常にインパクトのあるこのイルミイベント、邪道という見方もあるかと思いますが、自分としては小林幸子の持つ力・演歌による和風の演出が新しいイルミネーションイベントを作り出している、他の同様イベントより一際目を引き、強い印象を残す上手い相乗効果を生み出しているイベントを感じました。
その他のイルミスポット
イルミステージからちょっと離れた位置にある大階段は『光のスカラ・フォレスターレ』と題し、階段に敷き詰められた竹の中のLEDが変化し様々な模様を生み出しています。このアイディアは小林幸子によるものとのことです。サンリオキャラクターのアトラクションエリア「メルヘンタウン」は『イルミタウン』となり、ハローキティ等のキャラクターのオブジェクトも登場。このエリアは観覧車より上空から見ると、一番上の画像のようエリア全体のイルミが花の模様になって見えます。