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「進め霊界三輪車」  <ナンジャタウンWiki>

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↑写真はもののけ番外地グランドオープン時のポスター。イメージキャラクターに「稲川淳二」を起用し、CM撮影も行われた。


「進め霊界三輪車」はかつてもののけ番外地にあったアトラクション。大人用の特殊な三輪車に乗り、実際にコースを運転するアトラクションで、コースは今のナンジャアリーナに設置されていた。
三輪車に乗るという斬新なスタイルがヒットし、ナンジャタウンで一位、二位を争う人気アトラクションであり、(回転率の悪さも手伝って)休日には1時間待ち以上の長蛇の列が出来たこともあった。2005年5月、「りらくの森」建設に伴うもののけ番外地縮小によって営業終了。

ストーリー

もののけ番外地に迷い込んだ赤ちゃん猫「ナンチッチ」をカッパ大王が狙って襲いかかってきた。ナンチッチを預かっていた旅の法師「結界坊主」は通りかかりの方(お客さん) に助けを求める。「ナンチッチを連れて、その三輪車で逃げてくれ」と…。

概要

イメージ 2このアトラクションは実際に三輪車を運転し、コースを進むがコース内はもののけ達の妨害により、道がデコボコしている。

三輪車には振動感知が付けられており、三輪車が振動すると反応してナンチッチが泣いてしまい、箱に表示された魂残量が減ってしまう。魂残量が0になるとゲームオーバー、ナンチッチは青くなって死んでしまう。よっていかにデコボコ道で三輪車を振動させずに運転するかが攻略のカギとなる。
なお、箱に表示されている制限時間には99と表示されているが、これは実際の99秒ではなく、4分程ある(スタッフ曰わく"霊界時間"とのこと)。

コース内容

・まずは頭上に望遠鏡を持った妖怪がいる脇を通って建物の外へ。初期~中期ではここに一つ目のデコボコがあり、早速振動させてしまう人が多かった。

・建物の外を出ると大小様々なデコボコ、障害物があるコースへ。初期にはショートカットできる脇道(そのかわり障害物は多い)があったが、後に廃止された。

イメージ 3続いてサンドバッグが吊された道、商店街の路地裏へ。

イメージ 4路地裏のポストにいる赤鬼は空気弾を飛ばしてくる。ここは数こそ少ないものの、うまく進むのが難しいポイントが多い。


・最後は天狗婆のいるもんじゃ屋の中を通る。道自体がガタガタして不安定な難所。天狗婆は頭上におり、空気弾を放って脅かしてくる。
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なお、この時天狗婆の台詞には「くぅおぉら~(コラ~)、どこ走ってんだい!?」というものがある。まあ店の中三輪車で通る奴がいるんだからごもっともな意見ですけどね。

・ここを越えるとゴールは目の前、しかし最後の最後で荒縄が道に敷かれたトラップがあり、油断はできなかった。

・ゴール(もののけ番外地出口)にたどり着き、成功(魂残量が残っている)だとナンチッチと結界坊主からお礼の言葉が、失敗だとカッパ大王から嫌みを言われる。 なお、ゴールブースは2ヶ所あったが成功,失敗とも左右でそれぞれ台詞が若干異なっていた。

運用について

・このアトラクションはもののけ番外地と同時に1997年7月にオープンしたが、オープン当初は運営に不備があったらしく、しばらくは無料(通常は一人600円)での営業であった。

・安全上、かかとが3センチ以上の靴、裸足での利用はできない。該当の靴を履いてる人は用意された専用靴(霊界シューズ)、裸足の人はビニール袋を靴下の代用としていた。また説明の映像、コースの各所に「(三輪車の)ペダルから足を離すな」との注意 書きがあった。

・当初は最初の映像に制限時間の説明があったが、プレイ中制限時間に焦って三輪車を強引に進める人が多かったからか、後に制限時間の説明は省かれた(なくなったわけではない)。

・当初はデコボコの障害物の数の多さから難易度が高かったため、2回程大幅なレベルダウンが行われており、障害物は徐々に減らされていった。2回目のレベルダウンでは障害物が減った代わりに魂残量が10から5になった。

小ネタなど

・このアトラクションは当初、ライドに乗ってもののけを見るという内容だったが、敷地面積の制限等を踏まえ思い切って三輪車に変更したとのこと。運営陣が一番驚いたのは「意外と三輪車にちゃんと乗れる人が少なかった」ことだったという。

・霊界三輪車は「真空28号」という名前である。鉄人28号を文字ったものかと思われる。

・このアトラクションにあった仕掛けのほとんどは他の場所へ移動している。例を挙げると、
入口にいた望遠鏡を持った妖怪、路地裏のポストにいた赤鬼 → 「怨念旅館」
路地裏にいた電柱にいた妖怪 → ゴースト13番外

他にも蟹理髪店(現在「もののけ探検隊」の向かい側にある)や一部の貼り紙などはもののけ番外地内に移動した。 また「ナジャヴの大冒険」の恐怖の理科室内にはこのアトラクションの音源(主に妖怪の台詞)が使われている。

・三輪車を振動させずに運転するというシビアな技術を要するため、総じて難易度は高かったが、コツさえ掴めば対応できるため、人によって得意,不得意が分かれた。例を挙げると、自分はクリアするまで10数回かかったが、私の父は2回目でクリアできた。

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