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「もののけ探検隊」  <ナンジャタウン>

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イメージ 1

「もののけ探検隊」はもののけ番外地にある街巡り型アトラクション。「もののけたま」を持って街にいる妖怪とクイズ勝負をするというもので、システムは「福袋探偵大學」と同一のものです。

アトラクション概要

もののけ番外地のグランドオープンは1997年7月であるが、このアトラクションは同年10月からのオープンとなった。
また、2005年5月にもののけ番外地の一部が「りらくの森」(現在のナンジャアリーナ)建設のため縮小されることに伴い、一部サテライトの移動と内容の変更が行われた(詳細は後述)。

このアトラクションはクイズということもあり、問題の正解さえ覚えれば攻略が可能であるが、一般成功率は1~2%程度、休日で1日10人前後しか出ないため数字だけ見れば非常に難易度の高いアトラクションと言える。

ストーリー

もののけ番外地の悪い妖怪、『河童大王』が赤ちゃん猫『ナンチッチ』を攫い、人間に果たし状を送りつけてきた。プレイヤーは『もののけたま』率いる「もののけ探検隊」を結成し、ナンチッチを救うため街の妖怪達にクイズ勝負を挑む。

アトラクション内容

受付で貸出アイテム「もののけたま」を受け取り、もののけ番外地内にいる7匹の妖怪を巡る。各々で妖怪に関する3択クイズが出題されるので、それに答え、7匹全ての妖怪(アトラクション中では6匹以上と説明される)と戦ったら、スタート受付横にある「河童殿」に入り、最終ボスである「河童大王」と勝負をする。
不正解時には「正解は○番」と答えを教えてくれるため、繰り返しのプレイが攻略の鍵である。ただし、時間切れになった場合は正解を教えてくれないので注意。

出現する妖怪たち

イメージ 2火炎般若
仏滅蝋燭(ろうそく)店の店主でもある、その名のよう炎に包まれた般若の妖怪。正解・不正解時でも突風を出してくる。
火炎般若は建物の中にいるため、気付かず挑戦しない人も多い。
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豆蔵
豆のように小さい体(体長5cm)の妖怪で、集団で出現する。福袋神社にある「猫だるま」が妖怪化したもの。集団のハーモニーを聞かせた声を出す。
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山さざえ
見た目は巨大なさざえ。壷の中に口が映る。正解時と不正解時ではあからさまに態度を変える。


イメージ 3一角おろち
もののけ番外地入口の鳥居付近に生息。一角獣のような鋭い角を持つ大蛇(おろち)。体に「呪い」と書かれた玉が埋め込まれている。
クイズはもののけ番外地の固有名称に関する問題(「もののけ番外地で一番偉い妖怪は?」など)が多い。
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亀提灯
巨大な亀の妖怪。おじいちゃんのような優しげな声色である。クイズ内容は妖怪絡みのことわざに関する問題が多い。
余談だが、亀提灯が問題を出す際「カーペ」と水を吐くような声を出すが、2005年以前は本当に亀提灯の口から水が出た。
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化け猫
猫の形をした影の妖怪。手品が得意らしい。もののけたまを置かないでおくと障子には唐笠お化けや人魂の形をした影絵が映る。
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化けなまず
なまずの妖怪。馴れ馴れしい態度が特徴。地震を起こすというなまずらしく、かつて問題終了時に地面が振動した(現在は振動しない)。


厄払い地蔵
イメージ 4最終ポイントである河童御殿に入る前に寄るサテライト。6匹以上の妖怪と戦ってないと「勝負に戻れ」と言われ、6匹以上であると今までの妖怪に勝った数とそれに対するコメントをしてくれる。
ちなみに5勝以上すると「なかなかの使い手じゃ」などプレイヤーを褒め称えるコメントをするが、1~2勝と成績が低いと「不届きものめ!」などと非難され、河童殿に入る時も「河童大王のエサとなれ」と言ってくる。


河童大王
本アトラクションにおけるラスボス。頭(脳みそ)が以上に発達(人間の3倍)した河童。
河童大王とは2択の早押しクイズである。早押しとあるが、システムの都合上問題がポンポンとテンポよく出るわけではないので、落ち着いて答えた方が良い。ただし、問題を答えるのが遅すぎると途中で終わってしまう。
河童大王に勝つには、20問以上正解しなければならない。大体制限時間内では27問前後の問題が出るので、7問以上は間違えられないということである。

成績について

成績は下記の3段階に分かれる。
失敗:河童大王に負ける
成功:河童大王に勝利する
大成功:河童大王に勝利し、かつ街の7匹の妖怪全てに勝利する。ランクには「特A」と出る。

アトラクション終了後には、成績を示した「妖怪ファイル」が貰える。

2005年以前の「もののけ探検隊」

前述のよう、2005年以前は一部のサテライトの場所が異なっていた。主な変更点は、
・スタート地点は火炎般若がいる蝋燭店の向い側にあった。ゴール地点である河童殿もその付近に併設。
・一角おのち、亀提灯、化け猫、化けなまずは現在の場所とは異なる位置に生息していた。

・河童殿に入る前に寄るサテライトは「鬼鐘」という巨大な鐘の妖怪であった。それを「厄払い地蔵」にそのまま置き換えている(声も同じ)。もののけたまを置いたときの台詞も「鬼鐘様~。お願いするにゃん。」であったが、現在は"鬼鐘様~"の部分が削除されている。
 なお、「厄払い地蔵」自体は2005年以前にもののけ番外地内の通常の仕掛けとして使われていたものである(本アトラクションで使われている台詞以外にも何パターンか台詞があった)。

・上記の変更のため、最初の説明の音声及び該当する一部のシーンの差し替えが行われた。そのためもののけたまの声はモニターのとアトラクション中のとでは明らかに違っている。

小ネタなど

・アトラクション中には6匹以上の街の妖怪と勝負しなければ河童殿には入れないとあるが、実は戦った妖怪の数とは関係なく河童殿には入れる(直接河童大王の所まで行けば対決ができる)。戦っていない妖怪はファイルに「消息不明」と出る。

・アトラクションの入口の注意事項に「お客様を不意に驚かす仕掛けがあります」とある通り、サテライトの中にはびっくりするような仕掛けがある。

・妖怪ファイルは2008年頃リニューアルされた。変更点は裏面の文章がもののけたまの口調になったことと、妖怪達がデフォルメされた絵柄になり、救出成功・失敗のイラストも変更された。
 ちなみに、ここにある河童大王のイラストは、正確には河童大王ではなく2007年夏イベントで開催された「もののけバスターズ」に登場したカッパの少年河童王子(当時流行していた「○○王子」から)のイラストである。

・河童大王の声優はドラえもんのジャイアンで有名な「たてかべ和也」であると専らの噂であるが、ナンジャタウンは声優を公表していないため定かではない。個人的な見解としては、河童大王の声は明らかにジャイアンと同じであると思う。
上記の件に関係あるかは不明だが、河童大王には「人間のくせに生意気ガッパ」という台詞がある。

このアトラクションの攻略に関しては、妖怪に関する知識を身に着けるしかありません。楽しく妖怪の勉強をするには、少年ジャンプの漫画・アニメ「地獄先生ぬーべー」を見ると良いかもしれません。
実は自分、このアトラクションを初めてやったのは小学5~6年生の時でしたが、当時「地獄先生ぬーべー」を愛読していたのでクイズには結構答えられたのでした。河童大王には勝てなかったけど。

最近ではWebコミックで『奇異太郎少年の妖怪絵日記』というのもあって、こちらも漫画で楽しく妖怪を学べられるのでおすすめです。

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