作ったからには更新していこうと思います、「ナンジャタウンWiki」。今回の更新は福袋のアトラクション「蚊取り大作戦」を。子供の頃はこれが一番好きなアトラクションでした。今でも大好きでついついプレイしてしまいます。
「蚊取り大作戦 ~アマゾンの逆襲~」
「蚊取り大作戦 ~アマゾンの逆襲~」は福袋餃子自慢商店街のアトラクション。ナムコのエレメカゲーム「モスキートアタック」を原型としており、アマゾン蚊やジェットスプレーガンは原作のゲーム機のものをそのまま流用し、独自のストーリーを設定したものになっている。1996年(ナンジャタウンのオープンと同時に)前身である「蚊取り大作戦」(1作目)がオープンし、2000年3月にバージョンアップとして現在の「~アマゾンの逆襲~」(2作目)がオープンした。1作目についてはこちら(「蚊取り大作戦」)を参照。
ライドに乗り、備え付けのガンで蚊を打ち落とすシューティングゲーム。ナンジャタウンでは数少ない"遊戯機"(国土交通省)であるアトラクションである。
ゲームシステムには過去のナムコのエレメカでよく使用された発光センサーを用いた判定(光の強さで当たったか判定している)システムを使っている。ライド製作は「トーゴ」が行った。
ゲームシステムには過去のナムコのエレメカでよく使用された発光センサーを用いた判定(光の強さで当たったか判定している)システムを使っている。ライド製作は「トーゴ」が行った。
ストーリー
福袋の街にある「香取善香 害虫駆除会社」。そこの社長『香取善香』氏がアマゾンから持ち帰った壺からアマゾン蚊という大型の蚊が大量発生、街に襲い掛かった。しかも会社の社員はこの社長による大失態に飽きれて全員会社を辞めてしまった。香取社長はは「豚平・豚子号」、「ジェットスプレーガン」を開発し、辞めてしまった社員の代わりにと急遽新入社員を募集して蚊の退治に乗り出す。そして見事アマゾン蚊の撃退に成功するのであった。
(ここまでが1作目のストーリー)
(ここまでが1作目のストーリー)
事件解決後、香取社長はアマゾン蚊退治の功績としてハワイ旅行がプレゼントされた(当時、昭和30年代はまだ庶民にとって海外旅行は夢であった時代である)。だが、社長がハワイに行っている隙に、アマゾン蚊達の大逆襲が始まる。さらにパワーアップした新種の蚊達が再び福袋の街を襲い始めたのであった。ジェットスプレーガンも新種のアマゾン蚊達には効かず、害虫駆除会社の社員は恐れをなして皆会社を辞めてしまう。そして眠っていた最強・最大の蚊、女王蚊「アマゾンクイーン」が目を覚ます…。
登場人物、用語
・「香取 善香(かとり ぜんこう)」この「蚊取善香害虫駆除会社」の社長。3代目であり1代目、2代目の社長も社内に写真が飾られている。ちなみに既婚者であり、かつてあったアトラクション「のら猫ナジャヴの事件簿」に社長の娘が登場している(現在このアトラクションは「福袋探偵大學」にリニューアル)。
・アマゾン蚊
福袋に突如発生した大型の蚊。攻撃的な性格であり、人を刺すだけでなく街もめちゃくちゃに破壊している。2作目ではさらにスケールアップした新種が登場し、"殺人蚊"という異名までついた。アトラクション中には不敵な笑みを浮かべているやつ、サングラスをかけている奴もいる。
アトラクション最初の部屋では江戸っ子口調で話す。「ナジャヴの大冒険」に住人として出てくる時は関西弁で話す。
福袋に突如発生した大型の蚊。攻撃的な性格であり、人を刺すだけでなく街もめちゃくちゃに破壊している。2作目ではさらにスケールアップした新種が登場し、"殺人蚊"という異名までついた。アトラクション中には不敵な笑みを浮かべているやつ、サングラスをかけている奴もいる。
アトラクション最初の部屋では江戸っ子口調で話す。「ナジャヴの大冒険」に住人として出てくる時は関西弁で話す。
・ドリル蚊
2作目より登場。その名のよう口がドリルになっており機械音を響かせながら登場する。
2作目より登場。その名のよう口がドリルになっており機械音を響かせながら登場する。
・ボス蚊(巨大蚊)
1作目のラスボス。民家を突き破って登場するほど一際大きな蚊。2作目でもそのまま登場。
1作目のラスボス。民家を突き破って登場するほど一際大きな蚊。2作目でもそのまま登場。
・アマゾンクイーン
アマゾン蚊達の女王蚊。人間と同じぐらいな大きさで、その姿も蚊というより人間に近い立ち振る舞いである。両手は鎌のようになっており、上下に大きく振り回す。
アマゾン蚊達の女王蚊。人間と同じぐらいな大きさで、その姿も蚊というより人間に近い立ち振る舞いである。両手は鎌のようになっており、上下に大きく振り回す。
ゲームの流れ
説明を受けた後、1人乗り2両連結された「ニュー豚平・豚子号」に乗り込み、「ジェットスプレーガン55」でアマゾン蚊退治に繰り出す。アマゾン蚊の弱点は赤く光る所で、そこに当てることで撃退できる。ガンはトリガー引きっぱなしで連射ができるが、しばらくすると光線がでなくなるのでその都度引き直す必要がある。ステージは全部で5つあり(説明では戦いの場は全部で4か所と言われるが、正確には5か所)、各ステージクリア条件は出現した蚊を全て倒す"全滅"である。つまり1匹でも倒しこぼすと失敗になる。
第1ステージ「民家攻撃の巻」
まずは民家に侵入したアマゾン蚊を撃退。井戸、台所、居間と家の中を通る。序盤から蚊の数が多く、いやらしい動きをするのでいきなり難易度が高いステージである。
まずは民家に侵入したアマゾン蚊を撃退。井戸、台所、居間と家の中を通る。序盤から蚊の数が多く、いやらしい動きをするのでいきなり難易度が高いステージである。
第2ステージ「待ち伏せの巻」
民家から庭に出ると、待ち伏せしていた大量のアマゾン蚊が来襲。洗濯物の陰など次から次へと出現する。ステージは短く蚊の数も少ない上、当てやすい位置にるため難易度的には一番易しい。
民家から庭に出ると、待ち伏せしていた大量のアマゾン蚊が来襲。洗濯物の陰など次から次へと出現する。ステージは短く蚊の数も少ない上、当てやすい位置にるため難易度的には一番易しい。
第3ステージ「ドリル蚊の巻」
アマゾン蚊がうようよいる工場を超え、5連隊アマゾン蚊や頭上に登場する蚊などに翻弄されるステージ。後半はドリル蚊が登場、2プレイ時では3発当てないと倒せない。
アマゾン蚊がうようよいる工場を超え、5連隊アマゾン蚊や頭上に登場する蚊などに翻弄されるステージ。後半はドリル蚊が登場、2プレイ時では3発当てないと倒せない。
第4ステージ「巨大ボス蚊」(ステージ4,5には正式なタイトルは設定されていない)
最初は2匹のドリル蚊に占領された駄菓子屋が舞台。区間が短い割に蚊の数が多いので素早く攻撃しないと全滅は難しい。
後半は巨大ボス蚊が登場。こいつはやや銃の反応が悪いので近づいた時に一気に攻撃するのが良い。
最初は2匹のドリル蚊に占領された駄菓子屋が舞台。区間が短い割に蚊の数が多いので素早く攻撃しないと全滅は難しい。
後半は巨大ボス蚊が登場。こいつはやや銃の反応が悪いので近づいた時に一気に攻撃するのが良い。
第5ステージ「アマゾンクイーン」
最後に登場するのは女王蚊アマゾンクイーン。1プレイ時でも3ヵ所の的に当てないと倒せず、上下に動く両手に当てるのが厳しい難敵。
ちなみに、ここにはアロハシャツを着た蚊取り社長が右側にいる(理由は後述)。
最後に登場するのは女王蚊アマゾンクイーン。1プレイ時でも3ヵ所の的に当てないと倒せず、上下に動く両手に当てるのが厳しい難敵。
ちなみに、ここにはアロハシャツを着た蚊取り社長が右側にいる(理由は後述)。
以上5つのステージを経て、クリアできた(蚊を全滅させた)ステージの数で成績が5段階で発表される。好成績なほど出口の電飾が派手になる(ゴールデン社員ではカラフルな電飾が光輝くが、へなちょこ社員では裸電球1つだけ、など)。
クリアしたステージ数 0~1:へなちょこ社員 2:いまいち社員 3:まあまあ社員 4:モーレツ社員(成功) 5:ゴールデン社員(大成功)成功となるのは上から2番目のモーレツ社員からで、報酬として乗車中の写真が付いた特製福袋新聞が貰える。
歴史
15年の営業故、営業中の変更点も多い。ここでは主に2作目「~アマゾンの逆襲~」での変更点を挙げる。ちなみに、成功時の福袋新聞も稼働当初はなく、途中から(オープン半年後ぐらいから?)の仕様である。・2002年10月、最初の部屋で説明の後に部屋にアマゾン蚊が出現→スタッフが撃退という演出が追加。この演出に伴いこれまでは説明の不要な経験者を先に乗り場まで案内していたが、導入後は全員説明を聞く形となった。
・2003年7月、乗車中のライドフォトの販売店がナジャヴ堂(いまの「宇都宮餃子館」の所にあったお土産ショップ)から餃子特捜隊に変わったため、それに伴ってモニターの案内が変更になった。
・2011年4月、ライドフォト自体が販売終了したため、モニターから案内自体が消去された。
攻略ポイント
攻略としては、とにかく蚊の出現パターンを覚えて射撃の腕を上げるしかない。実力勝負のアトラクションである。よく後ろ(豚子)の方がやりやすいと言われているがこれも一概にそうとは言えない。個人的には前でも後ろでも変わらない気がする。2人プレイ時は蚊の数が増えるが、それでも一人でプレイする時よりは楽なので、最初は二人プレイでクリアを目指すと良い。
小ネタ
原作のゲーム等について・前述のよう、このアトラクションはナムコのエレメカ「モスキートアタック」を元にしているため、アマゾン蚊やジェットスプレーガンはナンジャタウンのオリジナルではない。原作のゲームもかなり古いもののため国内で稼働している可能性は低いと思われる(情報求みます)。
・アマゾン蚊を撃った時に出る悲鳴(「キャイーン」と聞こえるもの)は、ナムコのゲーム「ガンバレット」シリーズで使われているものの流用である。このゲームのキャラクター"オヤジ"を撃ったときに同様の声が出る。
待ち列に流れる映像について
・タイトル画面は「ウルトラマン」シリーズのオマージュである。
・タイトル画面は「ウルトラマン」シリーズのオマージュである。
・レポーターは1作目ではアマゾン蚊に刺され顔がボコボコに腫れてしまうが、2作目では刺されて血や皮まで吸われ尽くされたのか骨になってしまう。
その他
・アトラクション中に流れる音楽は、「GO-GO」と言われるジャンルの曲である。
・箱の中に入っている蚊はハーフミラー合成という技術を使った演出である。蚊は斜めに仕切られたガラスの奥にいて、撃たれると蚊を照らしている光が消え(ガラスの奥は光を照らさないと見えない)、下から破片が飛ぶことで"蚊が撃たれて破裂した"様子を演出している。
・アトラクション中に流れる音楽は、「GO-GO」と言われるジャンルの曲である。
・箱の中に入っている蚊はハーフミラー合成という技術を使った演出である。蚊は斜めに仕切られたガラスの奥にいて、撃たれると蚊を照らしている光が消え(ガラスの奥は光を照らさないと見えない)、下から破片が飛ぶことで"蚊が撃たれて破裂した"様子を演出している。
・成功時に貰える福袋新聞は現在までに3~4回程文面がリニューアルしている。現在のものは2008年頃に変わったもので、当時新登場した「ガウストバズーカ」を紹介した記事がある。
・システム製作「ナムコ」×ライド製作「トーゴ」のコンビはかつてワンダーエッグにあったアトラクション「ドルアーガの塔」を製作、大ヒット作品となった。
・オープンから15年も経っているためか、メンテナンスの状況によって出てくる蚊の数が違うなどやや不安定な営業になっている。つい最近(2011年10月頃)でも動く蚊の数が極端に少ない状態で営業していることもあった。
・かつてナンジャタウンやワンダーエッグにて行われた園内オークション等のイベントで、アマゾン蚊のオブジェクトが販売されていたことがある。