3月に入りました。全国の遊園地では早いところでは春休みイベントが始まっています。今回はその中から、三重県のテーマパーク「志摩スペイン村」から。志摩スペイン村は今年で開園20周年を迎え、それを記念して3/1(土)から新しいエンターテイメントショー、そして新規&リニューアルアトラクションが1つずつ登場しました。園内には記念オブジェクトなんかもあってお祭りムードです。
コーヒーカップタイプのアトラクション、タイトルはスペインの世界的に有名なお祭り「トマティーナ(トマト祭り)」から。ちなみにアトラクションのスポンサーは「カゴメ」です(トマト繋がりからでしょうか)。
一本的なコーヒーカップと違い、レールに添って8の字に走行します(同様の構造のものは東京ディズニーシーのワールプールがあります)。そのため、同じ方向に回り続けることがあまりない代わりに乗り物同士がぶつかりそうな感覚を味わえます。
製造メーカーはイタリアのザンペルラ社、日本では国内随所の遊園地で稼働している「ドラゴンコースター」で有名なメーカーです。道理でイタリアの製品らしく派手な意匠だと思いました。ということはディズニーシーのワールプールも同社の製品なのでしょうか?
開園当初からあった泉陽社製のシューティングライド『アルカサルの戦い』がバージョンアップ、『アルカサルの戦い"アデランテ"』としてリニューアルオープンしました。なお、タイトルのアデランテはスペイン語で「前へ」、この場合は「進化した」という意味です(英語の「アドバンス」と同じ意味)。
リニューアル内容は、登場するモンスター類の一部一新や終盤エリアでプロジェクションマッピングを使った演出が追加、また特定の方法(順番)で敵を倒すとボーナス点が入るなど攻略性も向上しました。
アトラクション乗場及び出発直後の魔王?の部屋。このシューティングライド、この雰囲気からわかるように他の場所の同型のものよりお化け屋敷的な恐怖演出がやや強めです。最初のステージは「森」、奥にいるモンスターは恐らく高得点のモンスターなのでしょうが、鍵つめ?のようなものが邪魔してなかなか狙いが難しいです。
続いては死神が出没する「墓場」、そして骸骨がいる「牢屋」。牢屋にある鍵の的を撃つと以後、銃がトリガー引きっぱなしで連射できるようになります。
最後は「魔王の城」が舞台、今回のリニューアルで大きく変化したエリアです。中央には巨大なドラゴンが君臨、そして上方の左右の壁にはプロジェクションマッピングにて魔王が、石像に姿を変えたり炎をはいてきたりと多彩な動きをします。時折光る赤い的に当たると映像も変化。
このようになかなか演出が豪華になったシューティングライドでした。ラグナシアの「ファイアファイアNEXT」と似たようなコンセプトですが、さすがにあそこまで派手とはいかないものの、臨場感や面白さは格段にアップです。
今回、初めて遊園地に隣接するオフィシャルホテルに宿泊しました。ゴツゴツしたレンガ(風に)出来た壁など日本ホテルとはちょっと違う内装で、異国情緒を感じさせます。中庭とかもあって雰囲気も良かったですね。