成功者は2012年7月のオープン以来未だ2組という驚異的な難易度を誇るこのアトラクション、十分難しいのに"脱出者が出たこと自体"が非常に悔しいのか、「もう誰にも脱出させません宣言」、「心折設計」("親切"ではなく"心折"、心が折れるの意)を公言。
第2ステージ以降が従来のものとは全く別のミッションになっており、富士急ハイランドの宣言通りかなり難しいものになってますが、難しさの種類が違うので人によってはやりやすくなったと感じるかもしれません。
それでは早速、リニューアルでの変更点を挙げていきます。
待ち列にモニター設置
待ち列内にモニターが設置され、第1ステージから第5ステージ(最終ステージ)までの内容の紹介が流れます。なぜかアメコミ風のイラストや吹き出しの演出も。以前は待ち列内など事前にアトラクション内容の説明がなかったので初めてプレイする方にとってはこれからするべきことがわからず、その状態でいきなりアトラクションが始まっても戸惑うことが大多数だったと思いますが、この映像による紹介でそれはなくなったのかなと。それにアトラクションへの期待感も出ます。
モニターは時折、アトラクション内の様子のLIVE中継が入ります。公式曰くこれは「前の挑戦者が"絶望する"様子を見せつけられる」とのこと・・・。
アトラクション体験前の写真撮影はなくなり、そのスペースも待ち列エリアになりました。その代わり出口の売店に写真撮影が設置(移設)され、希望者は撮影及び購入することができます。
最初の部屋でのルール説明の映像、所長の挨拶もなく時間がきたらそのまま第1ステージに案内されます。なお、以後も所長等前回出てきたキャラクター達は基本出てきません。
・第1ステージ
第1ステージはリニューアル前から変更なし、カードリーダー探しです。
第1ステージはリニューアル前から変更なし、カードリーダー探しです。
・第2ステージ
各部屋の仕掛け(セキュリティ)を解いて先に進み、制限時間内にゴールを目指す。
各部屋の仕掛け(セキュリティ)を解いて先に進み、制限時間内にゴールを目指す。
・第3ステージ
うんていや登り棒、ダクト内を這うなどアスレチック要素を駆使してチェックポイントを巡る。リリースにある「体力が必要なステージ」とはここのことで、本格的な運動をします。後半は、レーザーを避けて進むエリアも。
うんていや登り棒、ダクト内を這うなどアスレチック要素を駆使してチェックポイントを巡る。リリースにある「体力が必要なステージ」とはここのことで、本格的な運動をします。後半は、レーザーを避けて進むエリアも。
・第4ステージ
要塞の中から仕掛けられた爆弾を見つけ、解除する探索ミッション。爆弾解除出来てもその先で金庫破りをするなどさらなるミッションが…
要塞の中から仕掛けられた爆弾を見つけ、解除する探索ミッション。爆弾解除出来てもその先で金庫破りをするなどさらなるミッションが…
・第5ステージ(最終ステージ)
モニターの説明でも詳細は明かされず、未知のステージ。実際リニューアル前でもここまでの到達者は非常に少なく、ネット上とかでもあまり情報はありません。映像には最終ステージの舞台とされる旧・ミニ富士山(かつてのアトラクション「戦国BASARA」)の入口らしき場所がぼやけて映っています。
モニターの説明でも詳細は明かされず、未知のステージ。実際リニューアル前でもここまでの到達者は非常に少なく、ネット上とかでもあまり情報はありません。映像には最終ステージの舞台とされる旧・ミニ富士山(かつてのアトラクション「戦国BASARA」)の入口らしき場所がぼやけて映っています。
感想
○全体的な感想について、前述のよう従来とはほぼ別物のミッションになっていて、前回までは・「迷路を抜け、"正解"のドアノブを探す」←何度もやって各ドアノブの個々の特徴(傷やへこみなど)を覚えていき、当たりと外れのドアノブを覚えていく。 ・広い要塞内から隠されたバーコードを探す」←対象物に対して当たりの物の数自体が少なく、常人ではとても検討のつかない場所に隠されている(後述)。以上のよう、本当に1回や2回程度ではなく10数回以上、何度もプレイしなければ到底攻略できないような内容であり、本気で攻略を目指さなければ、一般的にはとてもついていけないような内容でありましたが、今回のリニューアルで変更されたミッションでは確かにやることは難易度の高いものですが、何をやるかがより明確にになったので、従来よりは一般でもとっつきやすい内容(ミッション)になっていると思います。
ただし、今回の目玉である第3ステージは今までミッション内容を覚えておけば攻略できたのに対し、体力や身体能力、自分自身の本来の力で攻略していかなくてはなりません。そういった意味では、難易度は格段に上がっています。攻略情報があったところで、実際現地で体力を駆使しなければクリアできないので、地道に体や運動神経を鍛えておくしか攻略法はない、かな。
また、服装等もなるべく運動しやすい服が良いでしょう。映像にもありますが、女性の方はスカートでのプレイやちょっと難しいです。また、後述のよう手荷物は預けられないので、少なめの荷物でプレイすることをお勧めします。
○その第3ステージの体力(アスレチック)ステージについては、あまりにも本格的で、しかも
・手荷物は預けられない。 ・内容上、非常に怪我のしやすいものでありながら、「怪我等は自己責任」とだけ言われ軍手やサポーター等の貸出はない(対象エリア内にマットやゴムパッキンはある)。など、本格的なアスレチックの割にはあまりにも運営側の準備・配慮が足りないと言わざるを得ない内容になっています。アトラクション上「怪我は自己責任」というのは当然というのを前提においても、せめて上記のような配慮をすることはそう難しくもないと思いますが、現時点でしていない(そこまで考えていない)というのはどうかと思います。
擦り傷等でならまだしも、これで骨折等重大な事故が起きたら運営はどう責任をとるつもりなんでしょうか。「自己責任が前提だから」では済まされないと思いますが・・・。
自分はこのアトラクション(ミッション)の配慮を批判しているのであって、内容自体は否定しません。現時点ではそのような運営なので、その点を考慮して怪我に十分"気を付けて"アトラクションをプレイしましょうと言いたいだけです。せっかくの遊園地で怪我をしたら楽しい思い出が台無しになってしまいます。
何はともあれ、大きく生まれ変わった絶望要塞。3組目の成功者は現れるのか。是非皆さんも挑戦してみてください。
余談
・今回12/2(月)~運休、12/19(木)にリニューアルした絶望要塞ですが、実は今年7月頃公式サイトに運休の予定が発表され(2日間、その後7日間程に延びた)、リニューアルが噂されていましたがいつのまにかその記載が消えて結局その時点で内容は変わらなかったという出来事がありました。今回のリニューアルが、本来7月にやる予定だったものが延びたものであるかは不明です。・リニューアル前の第3ステージ、各されたバーコード探しについて。全体の中でも特に難しいとされたこのミッション、今だからネタバレしますが聞いたところかなりえげつない隠し方であったようです。
以下反転:
アトラクション開始当初は普通にロッカー内や棚の備品に紛れている形だったのですが、運営後期では「ネジを手で回して抜いて、そのネジ穴の中にバーコードが丸まっている」、比較的簡単なものでも「マグネットの裏にバーコードが貼ってあって、隙間に置いてある」という、絶対見つからないだろうという隠し方法だったとのこと。これは・・・いくらなんでもやりすぎというか、皆さんよく見つけられたと思います。 |