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「ハロウィーンホラーナイト2013」  <USJ>

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夏は終わり、季節は秋。秋と言えば日本でもすっかり定着した「ハロウィーン」イベント。そう、今年もUSJにてハロウィーンイベントが開催されます。昼間のハロウィーン限定パレード等に加え、毎年大好評の園内に大量のゾンビが出現するイベント「ハロウィーンホラーナイト」が開催されます。

今年のホラーナイトは「ゾンビ3倍(昨年対比)、絶叫無限大!」がキャッチコピーで、史上最大スケールのイベントと題しています。
園内のゾンビ出現・パフォーマンスに加え、昨年に引き続きハリウッドホラー映画をモチーフにしたお化け屋敷(ホラーナイト・メイズ)がイベント開催期間限定で登場し、またいくつかのアトラクションがホラーバージョン、今年は映画『貞子3D_2』とコラボし、「貞子 ~呪われたアトラクション~」になるなどコンテンツ満載です。

また、後述しますが昨年まで問題視されていたイベントの難点がかなり解消されスムーズな運営となっています。



本稿では主に園内に出現するゾンビによるパフォーマンス「ストリート・ゾンビ」を主に紹介します。スペシャルアトラクションやホラーバージョンのアトラクションについては別記事(リンク)を参照してください。

ハロウィーンホラーナイト「ストリート・ゾンビ」

18時~ホラーナイト開催より園内にゾンビが出現し、来場者を驚かせます。今年は入場ゲート周辺と「ユニバーサルワンダーランド」以外の園内ほとんどのエリアが対象となります。また、下記の画像のように死体袋が積まれたトラックや謎のトラックなど園内にいくつかのオブジェクトが登場。
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そして18時、園内にゾンビが出現しているという園内放送と共に、そこらじゅうにゾンビが現れ出します。女性・男性のゾンビに、一番右のは昨年も登場し話題になった"お母さん"とベビーカーに乗った"赤ん坊"の親子のゾンビです。
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上記のキャッチコピー「ゾンビ3倍」というのは伊達じゃなく、今年はゾンビの数が非常に多いです。中にはこのよう5~6人の集団で現れることもあります。
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今年のゾンビは全体的に"攻撃的"であり、ゲスト(お客さん)に対し唸り声を上げて威嚇をし、目があったらこちらを睨んでくる、触れられるギリギリまで近づいてくる、ゲストの前を横切って進んで行くなど、基本的に徘徊がメインであった昨年度までと比べかなり積極的な脅かしを行います。

演出のバリエーションも豊富で、サンフランシスコエリアでは銃を持った兵士がゾンビを撃って退治する場面も見れます(画像左)。もっともゾンビ化していてお客に対して銃を向けてくる兵士もいますが。
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何も知らないでいるとびっくりするのが、ゾンビがゲストを本当に襲うという演出。一例としてゲストに体当たりをして押し倒しゾンビが群がってくるというものがあります(画像中央、群がっていたゾンビが去った後に撮影)。
もちろん、このゲストはサクラ(一般ゲストに紛れるよう私服を着た役者)なのですが、園内警備のスタッフが(ゲスト役の役者に対し)「大丈夫ですか」と声を掛けるなど"本当に何かが起こった"かのような演出がなされており、周りのゲストを不安がらせることに成功しています。
→ただし、この演出については「本当にゾンビ(の役者)がゲストに誤って危害を加えたと思ってしまう」、「いくらなんでもやりすぎ」と言った批判が多いです。

また、今年は園内にマイケルジャクソンの名曲「スリラー」が流れ、その振付でゾンビ達が踊るパフォーマンスが復活(2011年度にはあったが、昨年2012年度は実施されなかった)。1日2回程、ゾンビ達が1kmにも渡る列をなして踊ります。参考動画:「USJホラーナイト」(2011年度のもの)
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最初に紹介した"オブジェクト"の周りで演技をするゾンビ。金網にいるのも一般ゲストの格好をしたゾンビです。
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また、自分は今回未確認ですが(ホラーバージョンアトラクション以外の)アトラクションの待ち列やショップの中にまでゾンビが侵入してくるらしい。

このよう今回は演出方法は豊富である反面、ゾンビの種類自体は少ないような気がします。上記の親子のゾンビを除けばボロボロの服以外あまりバリエーションがなかったかも。昨年度までは各アトラクションのクルー、女子高生、中華料理人、消防士、ウェットスーツを着たゾンビなど結構な種類があったと思います。まだ開催2日だったからかもしれませんが。


「ホラーナイト・メイズ」

※詳細は上記リンク先を参照。

イベント開催期間限定で登場するお化け屋敷系アトラクション。今年7月から先行して開催されている「バイオハザード・ザ・リアル」、そして昨年大好評であった映画「13日の金曜日」をモチーフにしたお化け屋敷「ジェイソンのブラッド・ダイナー2」、映画「ザ・マミー(邦題「ハムナプトラ」)」のお化け屋敷「ザ・マミー・ミュージアム3」の3つのアトラクションがあります。

昨年はホラーナイトと同じ18時スタートであったため、各アトラクション(特に「ジェイソンのブラッド・ダイナー」)共開始前から行列ができて3時間待ちは当たり前ですぐ受付終了してしまうという事態になり、エクスプレスパスが完売続出する要因となりましたが、今年は12時から運営される混雑が分散され、多くの方が楽しめるようになっています。

「貞子 ~呪われたアトラクション~」その(ライド系)その(シアター系)

※詳細は上記リンク先を参照。

「スペースファンタジー・ザ・ライド」、「ターミネーター2_3D」、「バックドラフト」、「ジュラシックパーク・ザ・ライド」、「ジョーズ」の5つアトラクションがイベント実施時の夜間ホラーバージョンとして特別な演出になります。今年は「貞子3D_2」とのコラボであり、各アトラクションに貞子が登場します。

昨年度までと同様、17時頃までに通常版の営業を終了し18時よりホラーバージョンとしてスタート(エクスプレスパス対象者用に17時から運営するものもあり)します。例年同様、開始2時間前の16時頃から待機列の出来ている場合があります。

今年での改善点

ハロウィーンホラーナイトは毎年好評である反面開催日は園内があまりにも混雑しトラブル等の問題もありましたが、今年は以下の点が取り入れられ改善されています。
・対象エリアを広げる(園内の90%以上)ことでゲストを分散させる
・人気の高い「ジェイソン」、「マミーミュージアム」は12時からスタート
・ゲストがゾンビを見やすいよう、パフォーマンス用の専用オブジェクトを設置

感想

今年も園内にゾンビが出現するというスペシャルな体験、そして1日ではとても回りきれないたくさんのコンテンツがあり、上記の改善点が取り入れられていることで混雑度合いも分散され、昨年度までの「エクスプレスパスを買わないと遊べない」ということもなくなりました。それでいてゾンビの数、演出方法、ホラーバージョンアトラクションの数も増え、例年以上にパワーアップしたホラーナイトを楽しめます。

ただ、今年の難点として詳細は別記事にてまとめますが「ジェイソン」と「ザ・マミー」の内容が昨年とほぼ同じであるため目当たりしさがない(「バイオハザード」は7月から実施中)というのがあり、「ストリート・ゾンビ」も昨年の「バイオハザードエリア(ラクーンシティ)」といった目玉となる内容がないこと、あと上記で述べたようゾンビのパフォーマンス方法が賛否両論であることですね。

個人的には昨年度までの徘徊メインのパフォーマンスも捨てがたいですが、今年の"積極的な脅かし"で普通に園内を歩くだけでもお化け屋敷の中にいるような感覚になるというのも結構楽しいものでした。

なお、昨年はゾンビ役の募集を一般ゲストでも募集(螢罅・エス・ジェイのサイト上等)していましたが、今年は「スリラー」のダンスあるなど専門的な技術がある関係でアクタースクール等を中心にゾンビ役を募集したそうです。「脅かし方が学生っぽく荒々しい」というのはこのことも関係していると思います。


今年のハロウィーンイベントは11/10(日)まで。たくさんのコンテンツ是非体験してみてください。

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