このアトラクションはマカロニ広場を舞台に、各ポイントを巡りながら青い鳥「ハピル」を育てる体感型育成ゲーム。自分の性格が反映された鳥にエサをやったりゲームに挑戦しながら成長させます。
システムとしては当初あった(ナンジャタウン開園と同時にオープンした)街巡り占いアトラクション「キューピットシエルタ」を拡張したもので、前半の占い部分はキューピットシエルタのをほぼそのまま流用、後半のハピル育成部分のサテライトを追加したものです。
「キューピットシエルタ」
「キューピットシエルタ」
1998年7月にグランドオープン、半年後の1999年3月には一部システムの変更とサテライトの追加等が行われ「~輪廻転生編~」としてリニューアルオープン。当時の世相では1997年に社会現象となるなど大ブームとなった「たまごっち」を筆頭に育成ゲームの一大ブームとなっていた時代で、本アトラクションがそのブームに乗っかって開発されたのかは不明ですが、そういった背景からオープン当初しばらくは大人気で休日では常時30分~1時間待ちの行列が出来たものでした(オープンした年の夏休みは2時間待ち程度になるのも珍しくはなかったらしい…)。
ちなみに本アトラクションタイトルのイタリア語表記は「uccello azzurro della felicita」、それぞれ
uccello:鳥
azzurro:青
della:~の
felicita:幸せ
uccello:鳥
azzurro:青
della:~の
felicita:幸せ
という意味です。
ストーリー
神々が住む街「マカロニ広場」に舞い降りた天使から人々への贈り物、それは"幸せの青い鳥"の卵。青い鳥はあなた自身の性格を写し、そしてあなたの幸せそのもの。青い鳥を育て、鳥が100歳を迎えるとき、卵の殻は破れ鳥は幸せの不死鳥「グランドブルーバード」となる。そしてあなたには育ててくれたお礼として、究極の幸せが保証されるのです。アトラクションの流れ
まず受付にて卵を受け取る。初回プレイではまず青い鳥「ハピル」にプレイヤーの性格を反映させるため、様々な占いをして性格を見極める「占いの旅」に出ることに。占いの旅
マカロニ広場内のチェックポイントを巡って、心理テスト等のいろんな種類の占いを行う。前述のようかつてあったアトラクション「キューピットシエルタ」をそのまま流用している、つまり元々はこの占いの旅だけで一つのアトラクションであったため、結構なボリュームである。2004年にマカロニ広場内に東京シュークリーム畑(現・東京デザート共和国)の工事の際、工事区域にあった一部のサテライトが現在の場所に移設されている。
1.男女の祭壇
ここで自分の性別を入力、占いではなく「キューピットシエルタ」時代にはなかったサテライト。
ここで自分の性別を入力、占いではなく「キューピットシエルタ」時代にはなかったサテライト。
2.星座の井戸
自分の星座のを入力する。その時、今日の恋愛運を占ってもらえる(質問に答える等ではなく、どのように算出しているかは不明)。
自分の星座のを入力する。その時、今日の恋愛運を占ってもらえる(質問に答える等ではなく、どのように算出しているかは不明)。
4.誘惑の仮面
仮面の瞳の中に、4人の異性が映し出されるので好みの異性を選ぶ。選んだ相手はそのまま自分の"理想の恋人象"となる。なお、異性は他のナムコの占い系アトラクションにも登場してました。
仮面の瞳の中に、4人の異性が映し出されるので好みの異性を選ぶ。選んだ相手はそのまま自分の"理想の恋人象"となる。なお、異性は他のナムコの占い系アトラクションにも登場してました。
5.キューピットアローズ
文字通り"恋のキューピット"が放つ矢が当たるか占うサテライト。一人用と二人用があり、一人用では恋の矢が当たるか当たらないか(恋が始まるか始まらないか)を占い、二人用ではどちらがより相手を愛しているか占う。
文字通り"恋のキューピット"が放つ矢が当たるか占うサテライト。一人用と二人用があり、一人用では恋の矢が当たるか当たらないか(恋が始まるか始まらないか)を占い、二人用ではどちらがより相手を愛しているか占う。
6.キューピットコール
天使のからの電話で、質問に答え"本当の自分"について占う。
天使のからの電話で、質問に答え"本当の自分"について占う。
7.お告げの壁
これまでの占いの結果が書かれた「愛のロゴス」が渡される場所。なお、愛のロゴスは「キューピットシエルタ」でも同じ名称であったが用紙のデザインは異なる。
これまでの占いの結果が書かれた「愛のロゴス」が渡される場所。なお、愛のロゴスは「キューピットシエルタ」でも同じ名称であったが用紙のデザインは異なる。
以上で占いの旅は終了、「異邦人のテント」にて卵を持っていくとこの旅で分かった自分自身の性格が繁栄された(占いの結果が入力された)青い鳥が生まれ、持っている卵にその魂が映されます(続きからプレイの場合はこの異邦人のテントからスタート)。
青い鳥「ハピル」の育成
ハピルが誕生したら、そこからが本番。各サテライトを巡ってハピルにエサを与えたりトイレ等の世話をしたり、時にはゲームに挑戦したりして青い鳥を育てていきます。各サテライトについては「幸せの青い鳥」育成サテライト編を参照、ここでは大まかな流れについて説明します。1回のプレイの制限時間は30分間。・食事・トイレ等のお世話
ハピルはお腹が空く(食事)やトイレに行きたい時には卵から鳥の鳴き声が聴こえ、上の画像のランプが光るので、マカロニ広場内にあるハピルのレストラン、トイレ(アトラクションのサテライト)に連れて行ってあげます。そこでのお世話によってハピルが成長するためのエナジー「ハピネスエナジー」が与えられ、ハピルが成長していきます。
なお、本来であれば卵にはランプが光るとブルブルと振動する機能が付いていましたが、現在この機能がちゃんと動作する卵はほとんどありません。
ハピルはお腹が空く(食事)やトイレに行きたい時には卵から鳥の鳴き声が聴こえ、上の画像のランプが光るので、マカロニ広場内にあるハピルのレストラン、トイレ(アトラクションのサテライト)に連れて行ってあげます。そこでのお世話によってハピルが成長するためのエナジー「ハピネスエナジー」が与えられ、ハピルが成長していきます。
なお、本来であれば卵にはランプが光るとブルブルと振動する機能が付いていましたが、現在この機能がちゃんと動作する卵はほとんどありません。
・ユニゾン
他のプレイヤー同士と、"ユニゾン"という通信を行うことができます。やり方は上記画像の青いボタンを押している時に"相性の良いプレイヤーが近くにいる"と青い鳥がお互いに鳴き始めるので、卵通しを近づけてボタンを押すことで通信(ユニゾン)ができます。ユニゾンをするとお互いのハピネスエナジーが増えるので、基本的にデメリットはありませんが後述の例外があるので注意です。
なお、ユニゾンを行うと上記のレストラン・トイレのランプが消えます。これはレストラン等の各サテライトが混雑している場合でもゲームが円滑に進められるような配慮となっていると思われます。
他のプレイヤー同士と、"ユニゾン"という通信を行うことができます。やり方は上記画像の青いボタンを押している時に"相性の良いプレイヤーが近くにいる"と青い鳥がお互いに鳴き始めるので、卵通しを近づけてボタンを押すことで通信(ユニゾン)ができます。ユニゾンをするとお互いのハピネスエナジーが増えるので、基本的にデメリットはありませんが後述の例外があるので注意です。
なお、ユニゾンを行うと上記のレストラン・トイレのランプが消えます。これはレストラン等の各サテライトが混雑している場合でもゲームが円滑に進められるような配慮となっていると思われます。
・ミニゲームに挑戦
サテライトには食事・トイレのお世話の他に心理テストやルーレット、クイズと言ったミニゲームが遊べる場所もあります。ゲームに成功するとハピネスエナジーが貰え鳥が成長、失敗するとエナジーが減ります。お世話のサテライトに比べエナジーの増減幅が大きいので、効率良く成長させるにはこれらのゲームをうまく攻略していくことが重要です。
サテライトには食事・トイレのお世話の他に心理テストやルーレット、クイズと言ったミニゲームが遊べる場所もあります。ゲームに成功するとハピネスエナジーが貰え鳥が成長、失敗するとエナジーが減ります。お世話のサテライトに比べエナジーの増減幅が大きいので、効率良く成長させるにはこれらのゲームをうまく攻略していくことが重要です。
・状態異常
ハピルは時に異常な状態になってしまう事があり、こうなってしまうと基本的にはエナジーが減少してしまう。
ハピルは時に異常な状態になってしまう事があり、こうなってしまうと基本的にはエナジーが減少してしまう。
・病気:トイレを我慢させ過ぎる(トイレのランプが付いているのにも関わらずトイレに行かない)と病気になる。「病院」に行けば治るが病気になった時点でエナジーは減少する。 ・太り過ぎ・やせ過ぎ:食事の量が多過ぎ・少な過ぎで起こる。今後の食事量を調整する(太り過ぎた場合次回から量を少なくするなど)ことで正常な状態に戻すことができるが、太り過ぎ(やせ過ぎ)た時点でエナジーは減少する。「薬局」の薬でも戻すことができる。 ・変種:ハピルの性格は愛情、エロス、金銭、健康、グルメ、趣味の6つの項目で示され、各パラメーターの変動によって性格が決まるが、このパラメーターが極端に変化(これまで少なかった項目が急に上昇など)すると心のバランスを崩し、この6つ以外の性格の"変種"になってしまう。例外として、鳥が20歳以上になったときプレイ時間が少ない(15分以内くらい)と返却時に変種になっていることがある。 変種になっただけではエナジーの減少はないが、治すには「教会」に行くか「薬局」で薬を買う必要があり、どちらもその際にエナジーが減ってしまう。プレイを続ける中で性格のバランスが整うと自然に治る時もある。 ・ブラックバード:上記の変種の一種であるが、悪の魂を受け取っているかなり特殊な状態。この状態では通常のサテライト利用が一切できなくなり、「教会」に行くか「薬局」で薬を買うしかなく、エナジーの減少は避けられない。 さらに、ブラックバードの状態で前述の「ユニゾン」を行うとブラックバードの魂が伝染(?)するのか"ユニゾンを行った相手もブラックバードになってしまう"。ブラックバードの時にはレストラン・トイレ・病院の3つのランプが同時に点滅しているので、この状態の相手とユニゾンはしない方が良いし、自分の鳥がブラックバードになっている場合は自分からユニゾンをしないことが上級者のマナーであるかもしれない。
・青い鳥成長の流れ
・20歳~20歳:ハピルは誕生してから赤ちゃん(雛鳥)から少年、青年へと成長していきます。この時期はゲームでミスしてもエナジーの下がり幅が少なく、前述の変種、ブラックバードを治すのに教会に行ってもエナジーは減らず逆に増えるので鳥は順調に育つはずです。また小さい雛鳥は見ていて可愛いです。ハピルな雛鳥の内は鳴き声しか出しませんが、5歳程度になると徐々に人語を話すようになります。 ・20歳~100歳:20歳を超えてると波乱万丈の大人(成鳥)の世界。各サテライトでのハピネスエナジーの上がり幅も少なく、エナジーが減ってしまう場合も多いので一番しんどい時期です。 上記のストーリーにあるように鳥が100歳を迎える(越える)と"一応のエンディング"となりますが、真のゴールは100歳ではなく300歳です。 ・100歳~300歳:100歳を超えるとレストラン・トイレのランプが頻繁に鳴るようになりかなり忙しくなります。上がり幅は20歳~100歳と比べりとまぁまぁ大きいため300歳までの成長は意外と早いのですが、ゲームにミスするなど何かしらの"失敗"をすると、一気に40歳代まで年齢が下がってしまいます。 つまり一つのミスでこれまでの努力が水に泡になるので、この時のプレイはかなり痺れる緊張感があります。自分も何回かこの一気に下がるのを経験してますが、これを喰らうとさすがに嫌になりますね、このアトラクション…。 ちなみに、300歳になった時点でゲームは終了、たとえどんなに制限時間が残っていてもその時点で終了します。 300歳を迎えると青い鳥は「ゴッドブルーバード」に。ここまで成長するとマカロニ広場の女神でも頭が上がらない存在となるらしい。当初は300歳になったらゲームは終了でしたが「輪廻転生編」では300歳を迎えた鳥が"輪廻転生"をして新たな鳥に生まれ変わり、(0歳から)続きができるようになりました。最高で99世代まで育てることができます。